虹色シンデレラ

「具合が悪いと聞いたけど、元気そうだな」

「やっと、元気になったよ」

実際、昨日まで寝込んでいた。


「大丈夫なのか?」

「まあね」


ホームドクターの診断でも特別悪いところはなく、疲れとストレスが重なっただろうとのことだった。

ここしばらく色んなことがありすぎて、体が悲鳴をあげたみたい。

「ゆっくり休んだから、もう大丈夫」

「そうかよかった。元気になったら、またうまいもの食いに行こう。未来も誘って、何でもごちそうするから」

「うん。楽しみにしてる」

祐介くんと哲翔さんの関係を思うと複雑な気持ちもあるし、未来に隠し事をしているような後ろめたさもある。

でも未来と祐介くんは大切な友達だから、失いたくはない。



「オイっ」

いきなりかけられた不機嫌そうな声。

一瞬、私の動きが止まった。