・・・なるほどな。 俺達が呼ばれた背景が分かったところで、 メモをちぎって柿谷主任に渡す。 「これ、俺の携帯番号です。 岡本さんに他殺の線についてたっぷり話を聞きたいので、 電話するようお伝え頂けますか?」 「分かりました。」 「じゃあまた何かあったら寄ります。」 「・・?神野さんはどちらへ?」 「少なくともこの冷房効いた部屋では何も分からないんでね。 丸井が首を吊った現場へ行ってきます。」 せっかく注いでくれた緑茶だったので一口だけ口に入れて、 ナカサキ署をあとにした。