「へ~!手伝ってあげるよ。」


そういう性格を悪利用してなのか天然なのか、

ほぼ毎日荒木が食べているお昼ご飯を一口貰っていたチサトが、

今日もちゃっかりチキンスティックをモグモグしながら荒木を見る。



「別に大丈夫。
お前達こそ関係ないからいいよ。」


「良いよ面白そうじゃん。ね、窪田。」


「えー!?僕も?」


「私のビキニ姿見たくないのか少年?」


「!?」





「いや、そこはジャージでやれよ。」



荒木が冷静なツッコミをしてくれた所で、
もう1度僕達に断ってきたが、

チサトの“大丈夫”連呼で結局僕達もプール掃除に参戦することになった。