Summer -未成年-



「・・や・・やめろ・・。」


「・・・・・・。」


「ち、違う・・やめてくれ・・。」


「本当の事を言え。」


「・・・・・・・・・・・。」


「佐倉に大金積まれて、
口止めされたんだな?」


「・・・・・・・・・・・
・・・・そうだよ・・・。」


「水森チサトが佐倉に性的暴行を受けていたのは事実だな?」


「・・・・・・・・あぁ・・。」


「・・佐倉も相当なクズだが、
あんたも医者のクズだな。」


「!?おい撃つな!!?」



銃口を更に三井へ近づけ、引き金を引いた。


「!!!!!??」


“チュー”という音と共に勢いよく飛び出た“水”が三井にかかる。


「改めて生活安全課に捜査入らせるから覚悟決めとけよ。

それから、あの受付ギャルにも逃げないよう釘を刺しとけ。」


「・・・・・・・・・・・。」


椅子に座ってはいるが腰を抜かしたらしい。


見た目、重厚感。

誰が作ったか知らないが、“凝りすぎ”と表現してしまうほど本物と見間違う、

水鉄砲を再びホルスターにしまうと、
クリニックを出る。