「ねぇねぇ。」
エナメルバックを掛けるか掛けないかのタイミングで肩を叩かれた。
「え・・・・・。」
「君、パソコン詳しいの?」
・・・・・・・やっぱり可愛い。
でも振り返った先に立っていた人物を見て、
驚きはしたもののカチコチに緊張しなかったのは、
氷河期の影響がまだ残っていたからだった。
「別に・・普通ですけど・・。」
「ちょ・・なんで敬語?」
テイラー・スウィフトがニコニコしながら僕の目を見つめる。
「何か・・御用ですか?」
あぁ~可愛い!!ずっと見ていたい!
許されるならば抱きしめたい!!
という気持ちと、
この女は多分ヤバい奴だ。
関わらない方が良い。
仲良くなってしまえば僕もみんなから奇異な眼差しで見られてしまう。
という気持ちが頭の中をグルグル回る。



