“ピンポーン”
「「「!!?」」」
その時だった。
“ピンポーン”
真っ先に反応したのはここでも荒木だった。
すぐにアイツの体を移動するよう目で合図してくれて、
二人でとりあえずリビングの方へ引きずる。
・・あとはこの体を森テ乃公園へ運ぶだけだった。
一体・・誰が・・?
チサトの母親は仕事場に出掛けているはず。
“誰かが訪ねてくる”というのは、
僕達にとって全くの想定外だった。
「・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・。」
玄関扉からは死角になる位置まで運ぶと、
僕も荒木も息を潜める。
「チサト・・。」
チャイムの音で少しずつ我に返ってくれたのか、その間にチサトも服を着てくれていた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・。」
「・・・・・エッ・・・・・・。」
“ガチャリ”
「!?・・開けるなよ!!」
覗き穴で外に立っている人間を確認した後、チサトは何故か扉を開けた。
荒木が小声で独り言を漏らした瞬間、
僕は灰皿を手に取っていた。
もしこっちのリビングまで来たら・・
口を封じるしかない・・・。
「・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・



