“ガチャリ”
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・。」
お互いに顔を見合わせた後、
ドアノブに手を伸ばして慎重に回した。
“カチャリ”
「・・・・・・・・・・・・?
・・・・・・・!!
・・・・!!!!!?」
「何やってる窪田・・早く入れ。」
「・・・・・・・・・・・・・・。」
“どうも、テイラー・スウィフトです!”
“LINE交換してよ。・・ダメ?”
“窪田のポテトサラダ食べたーい”
“落ち込むなよ~。
ほらもっとパンツ見ても良いから。”
“じゃあさ、3人で花火大会行こうよ。”
“私は会いたいな”
“窪田といると楽しいよ。
会話も弾むしね”
“人殺しなんだよ・・私・・・・”
“・・言わなきゃ分かんない・・・?”
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
視線の先、うつ伏せで倒れていた。
何も身につけず、生まれた姿のまま。
露わになっていた背中に、
真新しく赤みがかった打撲痕。



