僕もポケットに入れていたスマホを取り出して、LINEを起動した。


そのままチサトとのトークルームを開く。



「・・・・・・・・・・・・・。」


「・・・・・・・・・・・。」


「・・・・・・・・・・・・・・。」


「・・・パソコンの調子が悪いって言うから・・

てっきりそっちの話をしてるんだと思ってた。」


「・・あいつなりの・・SOSだったんだな。」



「気づけなかった・・・・・。
僕・・気づいてあげられなかった・・。」


「・・・・とにかく、
明日3人で警察に行こう。」


「・・・・・・・・・・・。」


「・・・・・・・・。」




ナカサキ署へ行く。

明日の行動を決めたところで僕達も“離れ”の中へ戻った。


28度の冷房が効いていたので、
決して寝苦しくは無い夜だった。


でも・・・昨日までの日々、
さっきまでの事、明日からの事。


色々な感情が頭の中をぐるぐる回って、
結局朝方まで寝れなかった。