それでも次の瞬間には苦悶の表情をちらつかせ『阿呆が、』と悲哀混じりの小さな悪態を零して息をはき。
それを合図の様に漂っていた魔力の幕はスッと吸い込まれるように消失していく。
そうしてようやくその男の視線がソルトと蓮華に移るのだったが、
「…六花が危ない」
「……はっ?」
「いや、もう手遅れだろうな」
「っ…いや、何が!?何の話だ!?そもそもお前っ…」
「いつまでも頭の回転鈍く混乱してんじゃねえぞ?僕が本来の百夜でイーターで六花は僕の娘だって事だ」
「…………………っ…は…はぁぁぁぁ!!?むむむ娘っ!?おと、…おとうさん!?」
「うわぁ……昼ドラも真っ青などんまい展開だねリッカ」
どんまいどころじゃねえよ!!
全力で逃避したいレベルの衝撃的展開だろこれっ!!
って事はなにか?
今まで俺は六花の父親だとも知らずに六花との恋愛お悩み相談をしたあげくに、ヤリたいとか盛って見せちまってたって事じゃねえか!?
うわぁぁぁぁ……泣きたい。
穴があったら入りたいし埋まりたいっ!
ってか……うわぁぁぁぁ!!マジかよぉぉぉ!!?



