Love EaterⅡ


「へえ、こうして聞いてると魔混じりだって僕同様に未知数な生き物じゃん」

まさにそんな結論が六花の口からも溢れる程に。

自分は未知数だと言われてきていた六花だが、踏み込んでみれば魔混じりだってそうかわらないものではないか。

ただ、ソルトや蓮華などが他よりわかりやすく明瞭であっただけという話。

それに対しては否定する者はこの場にはなく、寧ろ肯定の一息が各々から漏れてくる。

そんな空気を代表したのも百夜と時雨だ。

「そ、嬢ちゃんの言う通り。魔導士だ神父だのと大仰な肩書きと居場所は与えられてはいるが、所詮僕達も未知数ばかりの化け物ってわけだ」

「肩書きはナンバーを刻む腕章であり、居場所は牢獄であり。上はまるで犯罪を取り締まる警察の如く扱っているように見せかけてますが結局は体裁の良い道具にすぎないんです」

「目には目を、歯には歯を、」

「毒をもって毒を制す。と、いう感じでしょうね。いやに優遇された生活も反乱を起こされない様にという甘い餌のひとつってわけだ」

「ふぅん、魔混じりってのは生きにくいんだねえ」

「生きにくさで言えば魔女以上かもねえ」