「未完熟とか言う割に僕にキスしながら反応してるくせに」
「うっ、そこは男の悲しい性って言うかだな、そりゃあ惚れてる女にキスしてんだ反応の一つもするだろうさ。俺が言ってるのはそういう事じゃなくてだ、」
「僕がガキだとでも?」
「そうじゃなくて!そうじゃねえけど…そんな取り急ぎ関係を突き進める必要もねえんじゃないかって話だ。付き合ったばっかだぞ?しかもお前にとっちゃ初めて尽くしの事だろうが。こういうのはほら手順ってもんが…」
「付き合う前に僕にキスぶちかましたソルトがそれ言う?」
「っ……それを言われちゃあ返せる言葉もなくなるんだが」
「だったら諦めて僕を無茶苦茶に抱いたらどうだろうか?僕いつでも受け入れ態勢OKの勝負下着着よ?見る?」
「コラッ、お前は寧ろもっと自分を大事にせんかいっ。ってかパンツ見せんな!」
「じゃあ、どうしたら僕にガバッと襲い掛かってくれるのさっ!?生脱ぎでもすればいい!?」
「あほかっ!!ってかそれ軽くトラウマじゃボケッ!!」
「斯くなる上は夜中にソルトのベッドに裸で潜り込んで強姦するしか…」
「てめえは……本当どういう思考回路してんだよ。そもそも何でそんなヤル事に執着して…」
「だって、他の女が知ってるソルトを僕が知らないとかありえないし許せないっ!!悔しいっ!!」
「っ……」
「それに、他の女で穢れ切った身体を僕の身体で綺麗にしてあげないと…でしょ?」
「恐い恐い恐いっ!前半ものすげぇ可愛い事言ってるのに後半のどす黒い笑顔と言葉が物凄く恐い!!」
流石魔女様と言わんばかりの黒さ加減というのか。



