蓮華の方と言えば悪びれる様子もなく、テープを剥がしながらクスクスと笑う始末なのである。
「いやあ、ついね。リッカを見たら弄りたくなるし、六花ちゃんを見たら塩対応が欲しくなって」
「ど変態かっ」
「いや、まあリッくんを弄りたくなるってのは分からなくもないけどねえ」
「百夜っ、てめっ…」
「でしょ〜」
「ただねぇ、本人であるお嬢ちゃんを目の前に生々しい男の性事情を語るのは下世話ってもんじゃないかい?……って、案外満更でもないって感じだったかな?」
「はっ?……って、六花っ!?」
超茹でタコみたいな事になってますけど!?と、ソルトが驚くのも無理はない。
あまりにもスイーツに食らいつき沈黙を守っていたものだから注目から外れていたが、改めて捉えた六花と言えば耳の先まで火照って赤くなっている。
一体どの話題でどんな理由での紅潮であるのか。
よくよく見れば大きな水色の双眸まで微睡み涙の膜まで張って見える。
扇情的とも感じられる六花の状態にはソルトは勿論他の面々の意識まで引いてしまう中、
「っ…えっ…と、大丈夫か?六花?」
「っ……」
「まさか具合が悪いとかじゃないよな?…あ、いや、貧血だったのは知ってるけど…」
今は真逆に血色がよすぎるくらいだし。



