今更ながらに自分達の異常さに意識が走りつつもだ。
「ってか、なんで蓮華がここに?なんで入ってこれたんだよ?」
「なんでって、薬もらいに。鍵もかかってない部屋に入れない方が不思議じゃない?」
「はっ?…鍵…かかって…」
「なかったねえ」
「っ…百夜ぁ?!」
「別段かけてなかったねえ」
「アホかっ!どんな状況だと…」
「隠そうと意識する程無駄に粗も隙もできるってもんだよ。堂々と開き直って構えてる方が余程疑わしく見えないもんさ」
「うっ…一理。だけど、こうして現に見られて変な誤解も生まれてんじゃねえか」
「記憶操作するのは容易いけどねえ」
恐っ!!
っと、百夜の得意げな笑みと指の動きには全力でドンびくソルトであったのだが。
そんな姿とはまるで真逆に、
「おっ、マイスイートドールの六花ちゃぁんじゃないの。血も滴る良い女で割り増しに興奮するじゃんか」
なんて、六花を見つけた蓮華の嬉々とした声音とテンションと。
まるで返り血さえアクセサリーの如く捉えているのか、本気の恍惚さを滲ませ六花に迫る姿はやはり変態。
まあ、当然六花が蓮華を一々相手にするはずがなく、寧ろ存在を無視して黙々とスイーツを口に運んでいるのだが。



