暗闇の向こう側

「でも、気持ち切り替えなきゃ。じゃあ、久しぶりに会えて良かった。じゃあね。」

また、泣きそうになったから、逃げるように去った。

でも、神崎君に手首を掴まれる。



「あの、まだ、喋りたいんだけどダメかな?」

え?

「家近くだから、寄ってく?」

神崎君の??

「いや、悪いよ。」

そういうが、

「俺が喋りたいから」