暗闇の向こう側

近くのベンチに座り、綺麗な大きな川を眺める。


思い出すのは、彰人の事ばかり。

なんでよぉ。なんで彰人なのよぉ。

お葬式から全然泣いてなかった。もう涙は枯れたと思っていた。

でも、止まる事は知らない。



すると

「玉木?」

隣から声がした。