僕は真っ赤になるくらい恥ずかしくなる。

「ちょっと、渡辺君なに言ってるの?」

美咲さんの声がもっと魅力的に聞こえる。

僕の頭は真っ白になりながら美咲さんの目の前に向かう。

「美咲さん!」

僕は自然と美咲さんを抱きしめてる。

美咲さんは顔を赤らめながら僕に身を任せてくる。

「結婚して下さい!」

僕は美咲さんの耳元で囁きながらまた告白をする。

美咲さんの温もりを感じながら返事を待ち続ける。

10分、30分、1時間...

かなり長い時間を待ちながら美咲さんの返事を待つ。
それは30秒か1分だったかもしれない。でも僕の中ではかなり長い時間待ち続けた。

「私でよければ...」

美咲さんから前向きな返事を貰える!僕は舞い上がる!

「ありがとう。ありがとう。」

そのまま美咲さんの耳元で涙声になりながら小さくお礼を言う。

そして僕たちは、桜の舞い散る坂の上で初めてキスをした!