ホテルの 最上階のバーで  


    今俺たちは飲んでいる・・・・


   どうして あの時 奴らを誘って 


    飲みに来てしまったんだろう・・・・・・



     心の中で ため息をつく・・・・・・

     あいつが 飲みに 誘われたって・・・・・

     俺には関係ない・・・

     

     何で 彼氏といる 


     つぐみのテーブルを 見ているんだ・・・・・



     

     「 信 どうしたんだよ 

     お前 眉間に 皺よってるぞ」

      「ああ?」 

     めんどくさそうに 

     遥斗に 返事をする信

「 なあ お前  何 

       いらいらしてるんだよ? 」

      「 ・・・・別に」


    遥斗には そう言ったが 

    原因は わかっている・・・・・・・

    誰にでも ニコニコして・・・・

    気楽に 話しをしている 

    あいつだ・・・・・

    なのに 俺には 

    目も合わせようとしない・・・

    彼氏に 気を使っているなら

    俺以外の奴らにも 

    そういう態度を すればいいのに

    いらいらするから 

    見なきゃいいんだ・・・・・・・・


  
    でも・・目が向く


    は~~ 盛大にため息をついた


    ・・・・それにしても


    腕に まとわりつく 


    すずが!!!!! うざい


    悠人が 誘ったんだから


    悠人が こいつの面倒を みればいいのに







    話の合間 合間に 


    つぐみをみると 

    ・・・・・・なんなんだよ 

    その笑顔・・・・・・・


    まったく・・・・・・


    いくらリゾートホテルだからって

    そのスカート短すぎだろう・・・・・・


    そんな事を心の中で思っていると 


    つぐみが 席を立って 


    廊下に出て行くのが見えた


    思わず 俺も立ち上がると



    「 信 どこ行くの?」

   
    すずが一緒に 立ち上がる


    面倒くさいと思いながらも 


    「 トイレだ」と言って 


    タバコを手に廊下に出た