午前のそれぞれのマリンスポーツのスクールが終わると 

      託児室の子供達も 親のお迎えで帰っていく


    「 ガンヒョン お迎えに来たよ~ ランチいこうぜ~」

     託児室とは縁のなさそうな 日に焼けた長身の男子が

     入ってくる

     昨日夜 シン君と飲んでいた人達だ! 

     続いて 何人か 託児室に 入ってきた。

   「 ねえ つぐみさんも一緒に行こう。」

   「 私は・・・・」

   「 行こうよ どうせ 休憩なんだし 

    食べるの 従業員の食堂でしょ。」

    「・・・・・・・・・・」


    「あれ? すずは?」

     ひにやけて 目がぱっちりとしている

     先ほどの彼よりも 少し落ち着いた

     声のトーンで 話かけてくる

 「 ああ 海ににいる シンに見てほしくて 

     注意事項まるっと無視して髪の毛セットして 

    つめも煌びやかにして 

    メークばっちりで 張り切ってきたけど

    怒られて ラウンジに行かされたわ・・・」


   「すずらしいね!  

    ねぇ 信 俺忘れられない子いるって 

      そろそろ 教えてあげればいのに」

  
      「うるさい!」

    つぐみは そんな信を見て 

    やっぱり あの子のこと・・・・・と

    心が痛くなる