ピョピョ ピョピョ





朝になり、新品の制服に腕を通す。
朝食は、いらない。
ほとんど、昨日の傷が痛すぎて
食べれたもんじゃない。
夏服になったら、傷が見える。
何か考えないと。




















学校に着いた。父は、お金だけはだしてくれる。
だから、同じ中学の子が少ない私立高校を
受験した。頭はいいから、中学のとき、
難関公立を勧められた。断ったけど。
部活は、入らない。いや、入れない。
中学は、バスケ部だった。まぁ、いじめられて
辞めたけど。結構市内じゃ、有名だった。
今では、違う意味で有名……。










「人殺しの娘」











私関係ないよ。






はぁ、高校でもいじめられるのかな。








そんなことを考えているうちに、入学式
が、終わった。クラスに戻ると、






(クラスの人をク人と省きます。)




ク人「あの子でしょ?お母さんを殺した親の
娘って。」

ク人「えー!こわーい」






やっぱり高校行かない方がよかったのか。
あー、傷が痛い。

ガラッ!



?「大宮 柚美って奴いるか?」


私?早速いじめられるの?



柚美「はい、私ですが…」

?「ちょっと来い。」

柚美「はい……。」




とりあえずついていった。




ク人「あの人って、2年で不良の篠崎先輩
じゃない?」


と、クラスで言っていたことを知らずに。