実家に帰ると
待ってましたと言わんばかりに
父は、私を殴った。
いつもよりさらに強くながく。






今日こそ母と同じ道をいくと
思うぐらい重症だった。





やっと約四時間半の虐待から
解放され、フラフラな足取りで
実家から、逃げた。
これ、家にある救急箱の中身
じゃ、足りないな。と思いながら、
夜の道を歩く。今にも倒れそうなくらい
痛い。あちこちが。



優翔「あれ?大宮だ。
って!どうしたんだ?ボロボロじゃねぇか!」


嫌がらせする割には心配して
くれてんの。ていうか
さっきから、お腹が異常に痛い。





柚美「…べ……つに。ウッ…ハァハァ」




優翔「……っおい!」


その瞬間、目の前が真っ暗になった。















優翔side



暇だから、夜歩いていたら、
目の前に傷だらけ、血だらけで
フラフラの柚美がいた。
どうしたのか聞いたら、
べつに。と苦しそうに言ったと
思ったらバタッと倒れた。





流石にやばいと思って救急車を呼んだ。
なんでこいつ傷だらけなんだ?