「だめです!
 何かの破片が混じっているかも
 しれません」



大きな手と、私の手の中で

ヒョウが音もなく溶けていった。




コンビニの自動ドアが開き、

中から人が出てくる。



人とぶつかりそうになって、

暁くんに思い切りダイブしてしまった。