珍しい人から連絡が来た。


いつもはちぃ伝えだから

2人きりで会うのは初めてかもしれない。


「お待たせ、亜希くん」


「桜ちゃん、お久しぶり」


駅地下のカフェで待っていたのは

ちぃの彼氏の亜希くん。


「今日は太陽さんのことで話があるんだ」


「…うん」


ちぃから時々聞いていた。


亜希くんが明原くんを慕ってること。


彼のおかげで今の自分があるってくらいに。