「あのさ、引くかもしれないけど

俺の話聞いてもらってもいい?」


「どうしたの急に」


彼は空を眺めていた。


自分じゃない

自分の気持ちを伝えるかのように。


「今日さ久しぶりに会えて

桜ちゃんのことやっぱ好きだなーって

付き合いたいなーって思って。

けど、そうするには

俺の事知ってもらわないと

付き合った時桜ちゃんに悲しい思いさせちゃうから」


「色々つっこみたいけど

いいよ、話して」