『遅くにごめん、もう寝てる?』


彼らしい文面に放置の考えは浮かばなかった。


『寝てたら返信できないよ』


その返信を待っていたかのように着信が鳴る。


「もしもし」


「あっ、もしもし。明原です」


こんな時間に何の用だろう。


少し申し訳なさそうに喋るから

少し笑ってしまった。