「美味しかったね」


「うん、行けてよかった。ありがとう」


明原君は本当に甘党なんだなっていうくらい

デザートの生クリームを頬張っていて

とても幸せそうだった。


時々それが可愛く見えて

口に付いた生クリームを舐める姿は色っぽっく見えて。


「どうかした?」


「ううん、何でもない」


彼のことを知りたいと思ってしまった。


「もう3時か。どこ行きたい?」


ぼーっとしてたのが悪かったのか。


彼の優しさを思い知らされることになってしまった。