「俺、桜ちゃんのこと好きだわ。よかったら付き合えないかな?」


高身長、高学歴。


顔は万人受けしそうな、クール顔。


明原太陽。


そんな彼に私、夜桜月は今告白されました。


「…ごめん」


それしか言えなかった。


ご飯会のいう名の初めての合コンで

引き立て役として召集された私。


二次会に行く勢を置いて独りで帰ったはずなのだが

駅のホームにはさっき別れたはずの明原くんがいた。