「手…出して」
「手?」
唐突に言われた言葉。
少し不思議に思いながら、右手を差し出すと
「そっちじゃなくて…」
半ば呆れたように言いながら私の左手をそっととりながら陵君は、私の左手の薬指に何かをはめた。
陵君の手が私の左手から離れて、薬指を見た瞬間ー…
「………っどうして?」
涙が出そうになった。
だって、私の薬指にあったのは、中央にキラッと光るエメラルドがついている指輪…だったから。
「あー……彩佳って今は俺の義理の妻やってくれてるだろ?それに、俺の彼女になったんだし丁度いいなと思ったから………」
陵君……もう!嬉しくて涙が止まんないよ!でも……
「……ありがとう…大好き……」
私はそう言うと、その勢いのまま陵君に抱きついた。
「手?」
唐突に言われた言葉。
少し不思議に思いながら、右手を差し出すと
「そっちじゃなくて…」
半ば呆れたように言いながら私の左手をそっととりながら陵君は、私の左手の薬指に何かをはめた。
陵君の手が私の左手から離れて、薬指を見た瞬間ー…
「………っどうして?」
涙が出そうになった。
だって、私の薬指にあったのは、中央にキラッと光るエメラルドがついている指輪…だったから。
「あー……彩佳って今は俺の義理の妻やってくれてるだろ?それに、俺の彼女になったんだし丁度いいなと思ったから………」
陵君……もう!嬉しくて涙が止まんないよ!でも……
「……ありがとう…大好き……」
私はそう言うと、その勢いのまま陵君に抱きついた。

