あなたの義理の妻になります!

だから親父から、『どうだ?話を進めてみないか?』と言われたときは、迷わずに了承した。

それに彩佳は、俺が通うことになっていた高校にまで現れた。最初は、他人を装っていたけど優翔と仲良くしてる姿を見て、ずっとモヤモヤしてた。

……なんで、あいつらが話してるだけでこんな気持ちになるんだ?

その気持ちに名前がつくのもあまり時間は要らなかった。

俺は、嫉妬……してるんだ……優翔に……

まさか、ここまであいつのこと好きになるなんてな……


俺は、ある決意をしてデスクの引き出しにしまってあるあるものを彩佳に気づかれないようにこっそり見た。