「いーい?ここはーで、ここはー……」
なんだかんだ言いながらも香耶ちゃんは私を見捨てずに教えてくれるから大好き!しかも教え方上手くて、おバカな私でも分かった。

キーンコーンカーンコンキーンコーンカーンコン
教えてもらってる途中で予鈴が鳴った。

「あっ、ヤバい!ごめん、もう行くね
本当はもっと教えたかったけど……」
「うわーん!香耶ちゃん優しい!ありがとう!
頑張るね!」
私がそう言うと、香耶ちゃんは綺麗な顔でニコッと笑ってくれて「頑張ろうね!」って言ってくれた。


「じゃ、これから英語のテストを始めます!
筆記用具以外仕舞って!
……いいわね?では、始め!」

先生の号令で、一番苦手な英語のテストが始まった。


…………あ、あれ?この問題……
わ、分かる……あ!こっちも……