あなたの義理の妻になります!

香ばしくていい匂いが漂ってきた。

「ん?これって~……生姜焼き?」

気になって、キッチンの方に行ってみるとー

陵君がさっき予想した通り生姜焼きを始めとした、様々な料理を作ってテーブルに並べていた。

いやコレ!私が作る料理よりレベル高過ぎでしょ!?
私が何度練習しても駄目だったものとかあるし……
まさか、勉強だけでなく、ちょっと自信がある料理でも負けるなんて(それでも、勉強は入学初日で天才って知ったからいいけど、料理は料理は…本気で悔しいよー)

一通り並べ終わった頃やッとボーゼンと立ち尽くしている私に気づいた。

「あれ?そんなところで何してんの?こっち来いよ」

大人しく従って近づくと更にドアップになる料理の数々

く、悔しいー!
もう、何なの!?出来すぎでしょ!?