「理人!!大丈夫?どうしたの?」



「あ、あぁ…大丈夫。」



って、



「大丈夫じゃないじゃん!身体凄い熱いよ!!一旦理人のベッドまで運ぶから。ほら、立てそう?ゆっくり行こうか。」



「りこ、大丈夫だって。」



「だめ。私の言う事聞いて?とにかく熱測らないと。」


そして私は理人を支えながらベッドまで運んだ。


体温計で測ってみると、38度5分もあった。


私は理人のおでこを触って、私のおでことの体温を比較した。



「うん、すごい熱。ちょっと今日は様子見して明日も熱があったら病院行こうか。」



「…りこ。俺から離れて。」


「ちょ、ちょっと聞いてる?」


「うん。わかった。だから離れて。移る。」



「そんなことどうでもいいから。私、バカだから風邪引きません。」


「…それもそうか。…でもあんま近づいたらダメだよ。俺、何するかわかんないよ。」


「な、何すんのさ。」


「ちゅーするかも。」


へ?


そ、それはダメだ。



「それはダメ。でも看病するから近づかないと無理でしょ。き、キスしないように気をつけてよね。」


「……がんばる。」


何だその間は!