「まぁまぁ、二人ともとりあえず座りなさい。」
テーブルにお父さんとお母さん、その向かいに私と理人が座った。
「莉子。」
「何?お父さん。」
「今住んでるマンションの事だけど…。」
「う、うん…。」
「解約することにした。」
「えぇぇ!!?何で?!私ちゃんと一人暮らし出来てたよね?」
「それはわかってる。でも女の子1人じゃ危ない上に夜はいつも仕事で遅いじゃないか。」
「そ、そうだけど、レストランは辞めないよ?」
「それもわかってるから。だから、1つ理人くんにお願いしたんだ。」
え、理人にお願い…?


