久々に帰ってきた家は何にも変わっていなくて、安心感が湧いた。
理人と一緒にリビングに入るとお父さんがいた。
「お父さんただいま。」
「お〜おかえり、莉子。それと理人くんもわざわざありがとうね。仕事は疲れてないかい?今日は家に泊まってゆっくりしていきなさい。」
「おじさんお久しぶりです。僕は元気ですよ。ぜひ泊まらせてもらいます。」
え、ほんとに泊まるの…?
「理人の家、隣なんだから私の家に泊まらなくても。」
緊張して寝れないよ!
「莉子。理人くんのご両親は今海外にいるんだよ。」
「え!そうなの?」
まぁ、それなら仕方ないか、、
「わ、わかったよ。家でゆっくりしていきなよ。明日は久々のオフだし。」
「いや、やることあるから明日は朝には帰る。」
「そ、そう?」
なーんだ。お昼ご飯作ってあげようと思ってたのにな。


