「家の前まで送ってくれてありがとう。気をつけて帰ってね。」 「うん。ちゃんと戸締りしろよ。」 「はいはい。じゃあまた明日ね。おやすみ。」 「おやすみ。」 莉子もマンションで一人暮らしをしている。 俺の家から遠い訳では無い。 行こうと思えば行ける。 でも、中々行けないのは我慢出来るか不安だからだ。 あんな莉子の匂いが充満したところに行ったら理性が抑えられる気がしない。 あ、そうだ、いいこと考えた。 俺はある秘策を考えながら自分の家に帰った。