「あの、やっぱり桐谷くんに気持ちがないのに付き合うなんて出来ない。だから別れてください。」 「……うん、わかった。僕が強引に付き合わせて、無理って言えない状況作ってほんとにごめん。でも、本気で惚れてたんだよね。」 「こんな私を好きになってくれてありがとう。」 桐谷くんは頷いて、そのまま何も言わずに帰って行った。 付き合って1日で別れることになるなんて… それなら最初から私が強く断ればよかった。 私は少し後悔した。