「……人?」

光は、小柄な人の形をしていた。

いや、まぶしくてよく見えなかったから、たまたまそう見えたのかもしれない。
そんなに寂しかったのか、おれは…。

あとすこしで光に手が届きそうになったとたん、五感全ての感覚が元に戻り、全身に激痛が走った。