「リンは過去のトラウマを忘れさせてくれる存在だ。」

「ロイ。」

「未来を一緒に歩いていくのはリンだけだ。リン以外は考えられない。」

「ふふっ、プロポーズみたいだね。」

「そう受け取ってくれていい。俺と結婚してくれるよな?」

「もちろん!ロイが好きだから。」

「俺もリンが好きだ。」


自然と近づく距離に目を閉じた。

ロイのキスが私を幸せな気持ちにする。

ロイも同じ気持ちであって欲しい。


「これからも俺の噂を聞くだろう。変な質問もされるかもしれない。」

「うん。」

「でも不安になるな。俺はリンで変われたんだ。だから自信を持って欲しい。」

「うん、ありがとう。」


『リンで変われたんだ』

凄く嬉しい言葉だ。

やっとロイの本心が聞けた。

噂に負けない!

そう心に誓った。