ロイの感想はと言うと………


『いいんじゃないか。』


たった一言だった。

それ以降、話題にも出さない。


「ロイは違うみたいだけどね………。」


消えそうな小さな声で囁いた。

私が言うのもなんだが、凄く私を綺麗に見せてくれて自分ではないみたいだ。

そのくらい良く撮れていると思ったのだが。


「ロイには不評だったみたいね。」

「そんな筈では。」

「ううん、あまり喜んでくれてないもの。」


ダヴィの困ったような顔を見て、首を横に振って笑みを浮かべた。


「ごめん。まだ暫く騒がれるかもしれないから宜しくね、ダヴィ。」

「それは構いませんが。」


今回だけにしようと思った。

ロイに嫌われたくない………そう思った。