訴えるってことだよね?
離婚についてもするかわからないのに…

「まずは相談するの!法的に何ができるのか、香織が何を望むのか。離婚するにしてもしないにしてもきちんと話し合いをするべきだしそこに専門的な第三者を入れて約束事を決めるんだよ!そして手を出した以上少なくとも不倫するとどうなるのかはきちんと知るべきだと思う。あとはさっきも言ったけど香織がどうしたいのかでどうするか決めたらいいと思うよ。」

そっか…よくわからないけどきっとなぁなぁにするべきではないのか…
有希は心強い友だちだ。
運ばれてきた唐揚げ御膳を食べていると先に食べ終わった有希はどこかへ電話をしだした。

「私神田と申します。菊池さんお願いします。」

えっ?旦那?どうして電話してるの?
びっくりして有希を見つめる。

「えぇ、そうですか。ではあなた補佐ってことは先月まで菊池さんとプライベートで会っていた方ですか?補佐をしている方とお聞きしておりますが……えぇ……今日お会いできますか?……わかりました。では駅の中の南口のカフェで待ってます。」

ただただ声が出ず有希を見つめることしかできなかった…