「もうっ!何なんですか!?イジワル…」

「フフッ、香織ちゃんが無防備過ぎるから。つい覗きたくなるよ。のぼせてなくて良かった。」

「あ、あの、本当にすぐにあがるので心配しないで。」

何を言ってもニヤニヤと笑って動かない。
それどころか濡れてる私を抱き寄せた。
ドキドキドキドキ、心臓が…速すぎて苦しいくらいだ。

「恥ずかしがらなくてももう全身見ちゃったよ。はぁ、可愛いなぁ。香織ちゃんがいる。こんなに嬉しいことはないよ。」

そう言いながら少し身体を離しキスをする。
今日1日で数えきれないほどキスしてるきがする。
何故かキスしながら引き上げられて立たされる。
これは丸見えではないか?と考えてたら狙ったかのように稗田さんの顔が離れていく。

「えっ?いやっ!」

思わず見えないように稗田さんに抱きつく。

「裸で抱きついてくるなんて大胆だなぁ。じゃあ期待にお応えするよ。」

用意してくれてたタオルで髪をバサバサっと拭かれ、背中もササッと拭かれるとそのままヒョイッと持ち上げられた。

「えぇ~!いやっ、下ろして!」

足をばたつかせて抵抗するけどお構いなしに稗田さんは私を持ち上げたまま部屋へと歩いて行く。