夏川くんがあまりにドヤ顔するから吹き出して笑ってしまった。
「それって、でも田邉さん力強そうなのに。」
「僕だって男ですし海外にいたら襲われかけることもあるんでそれなりに鍛えてますよ。」
力こぶを作ってみせてくれるけどスーツの上からじゃ全く説得力はない。
でもあの日、田邉さんにつかみかかった時少し持ち上げてたもんなぁ。
「フフッ逞しいわね。それで?それから田邉さんと?」
「はい。朝、目が覚めてかなり狼狽えてましたし記憶も曖昧だったんですよ…だから、可愛いって襲われたって嘘ついたんです。タイミング悪く次の日から海外で、帰ってきたら真剣な顔して謝られました……本当のことを教えてあげて、もうベロベロに飲み過ぎるなって忠告したりして。本音は…謝られたことで傷ついてたんですけどね。」
私はうんうんって頷きながら話をきいていたら、今まで楽しそうに笑って話していた夏川くんの目から涙が流れ落ちた。
「それって、でも田邉さん力強そうなのに。」
「僕だって男ですし海外にいたら襲われかけることもあるんでそれなりに鍛えてますよ。」
力こぶを作ってみせてくれるけどスーツの上からじゃ全く説得力はない。
でもあの日、田邉さんにつかみかかった時少し持ち上げてたもんなぁ。
「フフッ逞しいわね。それで?それから田邉さんと?」
「はい。朝、目が覚めてかなり狼狽えてましたし記憶も曖昧だったんですよ…だから、可愛いって襲われたって嘘ついたんです。タイミング悪く次の日から海外で、帰ってきたら真剣な顔して謝られました……本当のことを教えてあげて、もうベロベロに飲み過ぎるなって忠告したりして。本音は…謝られたことで傷ついてたんですけどね。」
私はうんうんって頷きながら話をきいていたら、今まで楽しそうに笑って話していた夏川くんの目から涙が流れ落ちた。
