何日かして莉奈から返事が書けたと連絡が入り莉奈の家に行くことにした
莉奈からの返事を読み、母親の指導の元、連落ちという大きな半紙に書いていく
そして学祭当日
二人の作品は展示された
黒の墨汁で勇斗が書いた作品は……
『再会……初恋なんて実らないと思ってた、すれ違いばかりの彼女と偶然会う、嬉しさととまどいの中で自分の中で生まれる恋心、君は気づいてくれるだろうか、いや気付くのを待つんじゃない自ら道は開いていくんだ、溢れるくらいの愛を込めてこの手紙を送る、君のことが好きだ』
莉奈は朱色の墨汁で返事を書いた
『再会……すれ違いの彼と偶然会う、懐かしさと楽しさが飛び交う日々、私への想いを充分感じた、そして伝えてくれた、ありがとう、私もこの手紙を送ります、これからよろしくお願いします』
筆で書かれた二人の作品の前には大勢の人だかりがあつまっていた
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