『再会』筆に込められたラブレター

「そ、そんなことないよ、勇斗にだって学部の友達いるだろうし、女の子といても不思議ではないよ」

「今日のこと聞くの?」

「聞かない」

「私が聞こっか?」

「大丈夫、食べよう」

二人は焼き鳥屋を出た

勇斗が入った居酒屋は外から中の様子は見えない

少し歩いて莉奈は真穂と別れバスで家に帰った

「ただいま、ママ~」

返事がない、離れかな

莉奈の家には離れがありそこで書道教室を開いていた

「いた」

「お帰り」

「あのね、勇斗が習字習いたいんだって」

「勇斗ってあの勇斗?」

「うん」

二人とも勇斗という名前の子は一人しか知らない

「今大学で一緒なの、書道サークルも入ってて段がとりたいんだって」

「そう、じゃあ週1で木曜にする?金曜はサークルの日でしょ?」

「うん、時間は?」

「何時でもご飯食べてからのほうがいいなら7時過ぎとか、大学の帰りになら5時とか6時とかそれは勇斗が決めていいわよ、莉奈も段取る?」

「取ろうかな」

「木曜なら時間は何時でもいいから勇斗と決めなさい」

「はい、じゃあお風呂入るね」

莉奈はお風呂から出て携帯を手にした

今日は止めとこう……楽しんでるとこ悪いしね