そこに優しく触れる雪夜。
一瞬ピクッとしたけれど、優しい触り方に痛むことはなかった。
「本当、なんでこっちに来たんだよ…」
「……え」
不意に見せた切なそうな表情。
どうしてそんな顔をするのか、私にわかるはずがない。
すると雪夜は痣から少しずれたところにキスを落としてきて。
くすぐったくて、その度にピクッと反応してしまう。
「ゆき、や…やめて」
雪夜にこうして触れられるのは一週間ぶりで。
たったの一週間なはずなのに、すぐ求めそうになる自分がいた。
和服姿の、高校生には見えない色気がダダ漏れである雪夜が、私の体を唇と舌で弄んでくる。
だんだんと体の反応も大きくなってしまう。
何が上書きだけだ。
こんな風に触ってきて。
「ど、して……こんなこと」
今日は別に何もしていないじゃないか。
それともただ、欲を満たすためだけの行為?
それなら他の女とやればいいと思うけれど。
「俺を殺そうとしたからには覚悟しとけよ。
お前の復讐心も、理性も全部壊してやるから」
また切なそうに顔を歪めながらも、今度は太ももに直接触れてくる。



