危険な愛に侵されて。




「えっ、と……」


ひどく眩しいその姿。

純粋なものに触れると、自分がどれほど汚れているのかがわかる。


私にも純粋な気持ちでいられた時があったな、なんて思ったり思わなかったり。


「……っ」

気づけばまた目から涙がこぼれ落ちてしまう。
自分が惨めに思えて。



「どうして、泣いているの…?」

女の子が不安そうな声をあげ、私に話しかけてくるけれど。

何も言葉を返せないほど私は泣いてしまった。


「苦しいの…?」

明らかに女の子のほうが小さくて、かわいくて。

眩しいほどに純粋で、誰かに守られていないとすぐやられてしまいそうだと思ったのに。


彼女は強かった。
私のほうがずっと弱い。

弱くて泣く私を彼女はぎゅっと抱きしめ返してくれ、そう優しく聞いてきたのだ。


優しいけれど、揺らぎのない真っ直ぐな言葉。
私の苦しさを吐き出せるように誘導してくれる。


「…………」

ただ無理に聞き出そうとしない。
それが逆に私の心を大きく揺るがせた。


話してしまえば楽になるだろうか。

このままここで、全部弱さを吐き出してしまえば───