スマホで場所を見せられると、駅を通り過ぎた場所にある小さなカフェだった。
行ったことはないけれどそこの前を友達と通ったことはあるため、すぐにわかった私。
「あの、それで本当に申し訳ないのですが…少し時間が迫ってて……一緒に行ってもらうことは可能、ですか?」
少し照れながら私に聞いてくる男性。
この後特に用事はないため、私は道案内をすることにした。
「急いでいるなら少し裏道で行きましょうか?」
「本当ですか?ぜひそうしてもらえると助かります」
男性は腕時計をチラッと見た後、少し安心した表情へと変わる。
けれど裏道を通ることにしたこの選択を、私はすぐ後悔することになる───



