「うるさ…い」
ニヤリと笑う彼から視線を背ける。
その瞳に捕らえられてしまえば、もう逃げられなくなると思ったからだ。
けれど彼がそれを許してくれなくて、無防備な耳に舌を這わせてくる。
体がゾクゾクし、余計に震えが止まらなくなってしまう。
腰が抜けてしまえば。
立てなくなってしまえば、私の負け。
けれど彼の攻めは終わらない。
慣れた手つきでリボンを解き、シャツのボタンを外しながらも耳を弄んできて。
「ま、ダメっ…あ」
今度は首筋へと移動し、わざと感じやすいよう舌を這わせてくる。
その間にも服は脱がされ───
というわけではなく。
シャツのボタンをすべて外すだけで、あとは中に来ているキャミソールのシャツを大胆に捲り上げ出した。
「な、何して…っ」
思わず聞いてしまった。
脱がされると思っていたため、その良からぬ行動に戸惑う自分がいたのだ。
「……言っただろ?制服だと余計に燃えるって」
まさか雪夜は、制服を着たまま───
そう理解した時にはすでに遅く。
下着のホックを外される。



