「落ち着いてください。
御園様は“神田組の一員”でございます」
けれど逆に宮木さんは私を仲間だと言い切ったため。
本気で宮木さんの意思がわからなくなる。
「……何を言っているのですか。秋崎さんと繋がっている相手に対して」
「御園様が神田組の一員でないのなら」
少し口調を強めた宮木さん。
まるで神田に目を覚ませとでも言うように。
「───白野様も神田組の一員ではないことになってしまいます。良いのですか?命の危険に晒してしまっても」
「……ああ、宮木さんはそういう人でしたね」
諦めたようにため息をつく神田。
未央ちゃんの名前を出しても顔色ひとつ変えない。
「じゃあ宮木さんに頼むのはやめますね。
他に頼むとします」
そう言ったかと思うと、くるりと後ろを向いた神田は───
「では、御園さんを捕らえてください」
死角となる場所で待機していたのだろう、神田の言葉で黒服姿の男数人が姿を現した。
さらには拳銃を手にしている。



