危険な愛に侵されて。







どうやらパーティー会場は神田組の本部であるこの家ではなく、神田組の私有地である洋風の別荘で行われるらしい。

場所は車で数十分移動したところにあるようで、未央ちゃんを神田のところへ連れて行き、ひとりになった私は家の外に出る。

するとすぐ近くに移動用の車が数台用意されていた。


そのうちひとつの車のそばには宮木さんが立っていて、私を見つけるなり頭を下げた。


「御園様、お待ちしておりました」
「遅れてしまいすみません」


最初は神田と未央ちゃんを含めた4人で移動することになっていたのだが、あの状況だとまだしばらく時間がかかりそうで。

そのため先に雪夜と私は会場へ向かうことになり、すでに彼が車に乗り込んで待っていたのだ。


後部座席に乗り込めば、雪夜はすでに座っており。
私のほうに視線を向けてきた。



「どうだった?」
「無事解決できたよ」

「だろうな。絶対お前が行った方が解決するのに、拓哉はこういうところが疎い」


呆れたような表情をする雪夜。
逆に彼は鋭すぎる気がするけれど。