「私にできる…?」
「できるよ。未央ちゃんは強いから」
初めて会った時から、彼女の心が強いことはわかっている。
芯がある人なのだ。
「静音ちゃんのほうが強いもん…綺麗で、容姿だって……」
またしゅんと落ち込んでしまう彼女。
もっと自分のかわいさをわかってほしい。
こんな小動物のようにふわふわしたかわいい子を、誰が放っておくだろう。
「私は未央ちゃんが羨ましい」
「え…」
「かわいくて純粋で、私なんかよりずっと綺麗」
心だってそうだ。
綺麗でまっすぐな、素敵な人。
一度未央ちゃんを抱きしめてやると、彼女もぎゅーっと抱きついてきて。
頭を撫でたくなったけれど、セットされているから我慢する。
それから少しして未央ちゃんが落ち着いたのを見計らい、私は彼女を部屋から連れ出し神田のところへ向かった。



